☆★ 手漉き和紙の伝統を守る ★☆
紙の原料を人の手作業により1枚、1枚、漉いたものです。「流し漉き」と呼ばれる技法で、原料と水が混ざった液を、漉桁(すきけた)とそれに挟まれた漉簀(すきす)で汲み上げ、前後左右に揺する動きを、目標とする紙の厚さになるまで繰り返します。紙を漉く工程が人間の手によってなされたものを手漉き和紙と言います。
機械漉きは一方方向に一度で漉いていくので、繊維は流れる方向に向き、紙の層が1層となるのに対し、手漉きは、簀桁(すけた)を揺らしながら、1回、2回、3回と漉いていくので、繊維が複雑にからみ合い、紙の層ができます。ゆえに奥行きと広がりのある、味わい深い「線」の表情が生まれます。
手漉き和紙には人間の思考、すなわち想いが宿っています。原料を煮る時間、紙を漉くときの動き、乾燥のときの刷毛の動きなど、一つ一つの作業が人間の瞬間の判断により成り立っており、長い時間と作り手の想いが1枚の手漉き和紙となっています。
日本産の手漉きで、淡墨に適している紙。
それが多羅富來和紙の作りたい紙です。
(HPより抜粋)
私が小学生の時には、まだ市内に数件手漉き和紙の工房があり、見学に行かせてもらった記憶があります。
手漉き和紙、更に自分で漉いた紙だと特別に感じますよね。
ぜひ体験してみて下さい。